【SERIES|三重企業探訪】株式会社アシュメリー・クリエイト(前編)
“より素敵な明日”を届ける場所――林社長が語る、アシュメリーの想いと店づくり
私たちサンクスホームは、家づくりを通して、お客様の未来の暮らしに寄り添っています。
そして「まなべる雑貨やさん」として三重の暮らしに寄り添うアシュメリー・クリエイト株式会社。
親子の時間や人とのつながりを大切にし、人気を博すをお店を前後編でお届けします。
前編では、社名に込めた想いや店舗づくりへのこだわり、そして子どもたちの未来への考え…代表取締役の林社長ご本人からその原点にある想いを伺いました。
“より素敵な明日”を届ける場所
アシュメリー 林社長が込めた、名前と売り場に込めた想い
三重県松阪市に店舗を構えるアシュメリー。店内には、知育玩具や絵本、生活雑貨、コスメ、アパレル、駄菓子、コーヒーなど、子どもだけでなく大人の心も少し弾むような商品が並んでいる。
おもちゃを買う場所。雑貨を選ぶ場所。絵本に出会う場所。もちろん、それもアシュメリーの一面である。
けれど、アシュメリー・クリエイト株式会社 代表取締役の林毅社長が見つめているのは、その少し先にある時間だ。親子の会話、子どもの発見、誰かに贈りたくなる気持ち。そして、また来たいと思える楽しさ。
「子どもたちが楽しく未来を作れるようなものが、仕事になればいいかなという思いが最初にありました」
林社長の言葉には、店舗づくりを超えたまなざしがある。アシュメリーは、商品を買う場所でありながら、その先にある親子の時間や小さな発見まで届けている。
訪れた人の明日が少し楽しくなるような出会いを、売り場の中につくり続けている。
名前に込めた、“より素敵な明日”という願い
「アシュメリー」という名前には、林社長の想いが込められている。事業の立ち上げを決心してから、名前を決めるまでに数百もの案を検討したという。
コンペ案としてさまざまな候補が出たものの、どれもしっくりこなかった。
そんな中、ヒントになったのは、家族との何気ない会話だった。「メリークリスマス」などで使われる、楽しい気持ちを運ぶ言葉「メリー」。
そして、日本語の「明日」。その二つを組み合わせ、“より素敵な明日”という意味を込めた名前。それが、アシュメリーである。
名前の響きにもこだわった。いくつかの組み合わせがある中で、林社長が大切にしたのは、小さな子どもでも呼びやすいこと。
まだ滑舌が未発達な子どもでも、ちゃんと口にできる名前かどうか。実際に聞いて回りながら、最後にたどり着いたという。
子どもが呼べる名前。親しみを持って覚えられる名前。
そして、明日を少し楽しくする名前。アシュメリーという言葉そのものに、店のあり方が表れている。
ロゴに込められた、人と人、そして一人ひとりの個性
アシュメリーの想いは、ロゴにも表れている。
頭文字の「A」は、人と人が手を取り合っているシルエットをモチーフにしている。誰かと誰かがつながること。親子が手をつなぐこと。地域の中で人が出会うこと。
アシュメリーが大切にしているのは、商品だけではなく、その商品を通して生まれる人と人との関係である。
さらに、ASUMERRYの中にある二つの「R」にも意味がある。一見すると同じ文字に見えるが、よく見ると細部が違う。
そこには、一人ひとりに個性があり、同じものは一つとしてないという意味が込められている。
同じ年齢の子どもでも、興味を持つものは違う。同じおもちゃを前にしても、遊び方は違う。同じ家族でも、暮らし方は違う。
だからこそ、アシュメリーは「これが正解」と決めつけない。目の前の人にとって何が楽しいのか、その子にとって何がきっかけになるのか、その家族にとってどんな時間が心地よいのかを大切にしている。
一人ひとりの違いを大切にする姿勢が、ロゴの細部からも伝わってくる。
書店から始まった、学びと暮らしの提案
林社長は、もともと書店事業に携わっていた。アシュメリー・クリエイト株式会社は、有限会社林商店の社内事業として運営されていた「書店事業部」と「雑貨事業部」を母体に、2020年に分社化して設立された会社である。
書店事業は1996年にスタートし、2012年には松阪市でアシュメリー松阪店を開業。現在は松阪店、鈴鹿店、宮脇書店久居インター店などを展開している。
書店から、知育玩具と雑貨の店へ。その歩みの中には、林社長自身の子育ての経験がある。
「子どもを連れて遊びに行ったときに、遊びに行く場所がないよね、ゆっくりできるようなところがないよね、という話がきっかけでした」
親になって初めて見える景色がある。子どもと出かけたい。でも、安心して過ごせる場所が少ない。親も楽しめて、子どもも夢中になれる場所があったらいい。
その素朴な実感が、新しい事業の始まりだった。子どものためだけではなく、親も楽しい。学びだけではなく、暮らしの楽しさもある。
おもちゃも、絵本も、雑貨も、ギフトもある。アシュメリーは、親子の暮らしの中に自然に入り込む店として育ってきた。
売り場は、いつも完成しない
アシュメリーの売り場には、林社長の強いこだわりがある。一度つくって終わりではなく、二週間に一度の頻度で売り場を見直し、ブラッシュアップし続けている。
季節に合わせて変える。商品の見せ方を変える。手に取りやすさを変える。親子の動きに合わせて変える。
林社長たちが見ているのは、売上だけではない。訪れたお客様のリアクション、子どもの目線、親御さんが立ち止まる瞬間、何気なく商品に手を伸ばす動き。
そうした小さな反応を見ながら、より楽しんでもらえる売り場、より伝わる空間をつくり続けている。売り場は、商品を置くためだけの場所ではない。
発見が生まれる場所であり、会話が生まれる場所であり、親子の時間が少し楽しくなる場所である。
「モノを売る会社ではなく、時間と思い出を届ける会社にしたい」
アシュメリーが届けたいのは、知育玩具やギフト、本や生活雑貨の先にある、人とのつながり、親子の会話、笑顔、成長の時間である。
だから、売り場はいつも変わり続ける。昨日より楽しく。前回より伝わるように。
今日来た人に、また新しい発見があるように。アシュメリーの店づくりは、“より素敵な明日”を形にする仕事である。
社員とともにつくる、“また来たくなる場所”
アシュメリーの魅力は、商品数や売り場面積だけでは語れない。大切なのは、そこにいる人である。
商品を知り、子どもの反応を見て、親御さんの声を聞き、売り場を育てていくスタッフの存在がある。
知育玩具を扱うということは、ただ機能を説明することではない。
このおもちゃでどんな遊びが生まれるのか。この絵本でどんな会話が生まれるのか。この売り場でどんな発見があるのか。
そこまで想像して、届けていく仕事である。林社長が自社の社員に伝えたいことがあるとすれば、それは、アシュメリーの仕事は“販売”だけではないということだ。
子どもの未来に触れる仕事であり、親子の時間をつくる仕事であり、地域の暮らしに学びと楽しさを届ける仕事である。
アシュメリー。より素敵な明日。その名前の通り、今日来てくれた親子の明日が少し楽しくなるように。
その積み重ねが、地域に愛される店をつくっていく。
■ 取材先紹介
アシュメリー・クリエイト株式会社は、知育玩具や絵本、生活雑貨などを取り扱う「アシュメリー」を運営する企業です。
「より素敵な明日」をコンセプトに、子どもたちの学びや成長、親子の時間を大切にした店舗づくりを行われています。
企業概要・事業内容の詳細は、下記をご覧ください。
アシュメリー・クリエイト株式会社
https://www.asumerry.com/